TOKIO HOT 100 ランキングアーカイブ(2014年6月8日放送)

TOKIO HOT 100 2014-06-08 放送回ランキング ランキング

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2014年6月8日放送の J-WAVE「TOKIO HOT 100」を振り返る回顧コラムです。当時のチャート上位曲を手がかりに、その週の音楽シーンを読み解きます。

本サイトは非公式のファンサイトです。チャートデータの出典:J-WAVE「TOKIO HOT 100」(2014年6月8日放送回)。

この週の音楽シーン

2014年6月8日の「TOKIO HOT 100」で首位に立ったのは、マイケル・ジャクソンの「LOVE NEVER FELT SO GOOD」だった。2009年に世を去った彼の名前が、この年の初夏にチャートのトップへ戻ってきたこと自体が象徴的な出来事だ。この曲はもともと1980年代に書かれ、長く未発表のまま眠っていた楽曲で、2014年5月にリリースされたアルバム『Xscape』の収録にあたって新たにサウンドが加えられ、世に送り出された。生前の歌声と現代的なプロダクションが組み合わさるという構成は、当時「亡き人の声を今のポップスとして甦らせる」試みとして大きな話題となり、ラジオでも頻繁にオンエアされていた記憶がある。軽やかなディスコ調のリズムに乗る伸びやかなボーカルは、時代を超えて色褪せないマイケルらしさを感じさせるものだった。

この週のTOP10を見渡すと、2014年という年の空気が濃く映し出されている。4位のファレル・ウィリアムス「HAPPY」は前年から世界中で鳴り続けたポジティブなアンセムであり、8位のイディナ・メンゼル「LET IT GO」は同じ年に日本でも社会現象となった『アナと雪の女王』からの一曲。ディズニーの大ヒットが洋楽チャートにも直接影響を及ぼしていた時期であることがよくわかる並びだ。3位のコールドプレイ「A SKY FULL OF STARS」は、アルバム『Ghost Stories』からのシングルで、エレクトロニックな要素を取り入れた彼らの新しい方向性を示す一曲として注目を集めていた。

邦楽勢も充実している。2位のaiko「明日の歌」、6位の椎名林檎「青春の瞬き」、7位の高橋優「太陽と花」、9位のスガシカオ「アストライド」と、世代もスタイルも異なるアーティストたちが同じ週のチャートに並ぶのは、当時のJ-WAVEらしい選曲の幅広さを感じさせる。5位には平井堅が名曲「VIRTUAL INSANITY」をカバーして登場しており、原曲を手がけたジャミロクワイへのリスペクトを感じさせる仕上がりで、洋楽ファンからも評判になっていた。そして10位の星野源「CRAZY CRAZY」は、俳優としても存在感を増していた彼が音楽家としての個性をさらに際立たせていた時期の一曲であり、後に訪れる大きなブレイクの予兆を静かに感じさせる存在だったと言えるだろう。

マイケル・ジャクソンという不動のレジェンドから、ディズニー発のグローバルヒット、そして多彩な邦楽アーティストまでが同居するこの週のTOP10は、2014年という時代がまだCDやラジオを中心にヒットが生まれていた最後の時期の空気を色濃く残している。ジャンルも国籍も世代も飛び越えて共存する選曲は、当時の「TOKIO HOT 100」がリスナーに提示していた音楽の広さそのものであり、今振り返っても実に贅沢な一週間だったことがうかがえる。

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2014年6月8日付 TOP10(出典:J-WAVE TOKIO HOT 100)

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