TOKIO HOT 100 ランキングアーカイブ(2005年4月17日放送)

TOKIO HOT 100 2005-04-17 放送回ランキング ランキング

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2005年4月17日放送の J-WAVE「TOKIO HOT 100」を振り返る回顧コラムです。当時のチャート上位曲を手がかりに、その週の音楽シーンを読み解きます。

本サイトは非公式のファンサイトです。チャートデータの出典:J-WAVE「TOKIO HOT 100」(2005年4月17日放送回)。

この週の音楽シーン

2005年4月17日放送の「TOKIO HOT 100」で1位に輝いたのは、MARIAH CAREY FEAT. FATMAN SCOOP AND J.D.の「IT’S LIKE THAT」でした。当時のマライア・キャリーは前作アルバムの不振から一転、2005年リリースの「THE EMANCIPATION OF MIMI」で見事なカムバックを果たした時期にあたります。この「IT’S LIKE THAT」はそのアルバムに先駆けて放たれたシングルで、ヒップホップ的なビートの上に彼女の伸びやかなボーカルを乗せ、さらにファットマン・スクープの豪快なシャウトを絡めるという、当時のR&B/ヒップホップ・クロスオーバーの潮流を象徴するようなサウンドでした。ディーヴァの復活劇として音楽メディアが盛んに取り上げていたのも記憶に新しいところです。

TOP10全体を眺めると、2005年という時代の空気がよく表れています。2位のDEF TECHによる「MY WAY」は、日本語と英語を自在に往来するリリックと爽やかなレゲエ・フレイバーで、Jポップとレゲエ/ヒップホップの融合が広く聴かれるようになった時代を体現する存在でした。3位のケツメイシ「さくら」は、まさに4月という季節にぴたりと合う一曲で、卒業や新生活を描いた歌詞世界とラップ主体のグループが国民的なヒットを生み出す時代の到来を告げていました。

4位のAMERIE「1 THING」は、リッチ・ハリソン制作によるブレイクビーツ主体のトラックが世界的に話題となり、当時のR&Bシーンに新しい風を吹き込んだ楽曲です。5位にはニュー・オーダーの「KRAFTY」がランクイン。90年代からのUKロック/エレクトロニックの系譜を引く彼らが、2000年代に入ってもなお現役として新曲を送り出していたことが窺えます。6位のTOWA TEI FEAT. KYLIE MINOGUEによる「SOMETIME SAMURAI」は、渋谷系の流れを汲むテイ・トウワと、当時ポップの女王として絶頂期にあったカイリー・ミノーグの共演という、国境を越えたコラボレーションの妙が光ります。

7位の木村カエラ「リルラ リルハ」は、彼女がソロアーティストとして本格的に注目を集めていく初期の代表曲であり、ロックとポップスの境界を軽やかに飛び越えるスタイルが新鮮に響いていました。8位のSTEVIE WONDER「SO WHAT THE FUSS」は、ソウルの巨匠が2005年になっても現役でシーンに新曲を投じていたことを示す一曲です。9位のJENNIFER LOPEZ「GET RIGHT」はホーンサンプルを効果的に使ったダンサブルなトラックで、当時のポップ/R&Bチャートを賑わせていました。そして10位には電気グルーヴ×スチャダラパーの「TWILIGHT」がランクイン。日本のオルタナティブなヒップホップ/エレクトロ勢による異色のコラボレーションが、洋楽と邦楽が入り混じるこのチャートの多様性を象徴していました。

こうして振り返ると、この週のTOP10は、R&Bやヒップホップの世界的なトレンドと、日本独自のJポップ/レゲエ/ロックのムーブメントが同じ土俵で鳴らされていたことがよくわかります。「TOKIO HOT 100」というチャートならではの、洋楽と邦楽が垣根なく並ぶ構成は、当時のリスナーにとって新しい音楽との出会いの場だったのではないでしょうか。

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2005年4月17日付 TOP10(出典:J-WAVE TOKIO HOT 100)

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