TOKIO HOT 100 ランキングアーカイブ(2024年12月1日放送)

TOKIO HOT 100 2024-12-01 放送回ランキング ランキング

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2024年12月1日放送の J-WAVE「TOKIO HOT 100」を振り返る回顧コラムです。当時のチャート上位曲を手がかりに、その週の音楽シーンを読み解きます。

本サイトは非公式のファンサイトです。チャートデータの出典:J-WAVE「TOKIO HOT 100」(2024年12月1日放送回)。

この週の音楽シーン

2024年12月1日という日付は、もうカレンダーが残り一枚になり、街の空気が慌ただしく年の瀬へと傾いていく時期にあたる。そんな週の「TOKIO HOT 100」のTOP10を眺めると、K-POP、洋楽ポップ、日本のシンガーソングライター、そしてジャンルを横断したコラボレーションまでが並び、当時のリスナーがいかに多彩な音楽的嗜好を持って一週間を過ごしていたかがうかがえる。ひとつのチャートの中に国境やジャンルの境界がほとんど感じられないというのは、まさにこの時代らしい光景だったといえるだろう。

その週の1位に輝いたのは、ROSÉとBruno Marsによる「APT.」。K-POPグループのメンバーとして世界的な知名度を築いてきたROSÉが、ソロとしての存在感を強めながら、ポップミュージック界のベテランであるBruno Marsと肩を並べて一曲を仕上げるという組み合わせ自体が、当時の音楽シーンの気分をよく表していた。K-POPアーティストが単独名義で欧米のトップアーティストと対等にコラボレーションし、それが日本のラジオチャートでも自然に上位へ食い込んでくるという流れは、2020年代半ばのポップミュージックがいかに国境を意識しない形で聴かれていたかを物語っている。楽曲そのものも、肩の力を抜いて口ずさめるような軽やかなノリを持ち、年末という浮足立った時期の空気にすっと馴染むタイプの一曲だった。

2位以下に目を移すと、アメリカのシンガーソングライターWALLICEの「HEAVEN HAS TO HAPPEN」、IRIによる「PICK YOU UP」、XGの「HOWLING」といった曲が続き、洋楽・邦楽・K-POP由来のガールズグループがフラットに並ぶ構成になっている。5位には大石晴子「サテンの月」、6位には秦基博と草野マサムネという世代の異なる二人のシンガーソングライターが手を組んだ「RINGO」がランクイン しており、日本語詞の情感やフォーク・ロック的な質感を大事にする楽曲が、グローバルなポップスの隣に違和感なく収まっている点も興味深い。7位のMISAMO「NEW LOOK」は、日韓双方で活動を重ねてきたユニットならではのポップセンスを感じさせ、8位の米津玄師「AZALEA」は、独自の音楽性を貫きながらも幅広いリスナー層に届く懐の深さを示していた。9位のJIN「RUNNING WILD」、10位のSALUTE & Jessie Ware「HEAVEN IN YOUR ARMS」も含め、ソロ活動やユニット同士のコラボレーションが目立つ顔ぶれとなっている。

こうして振り返ると、この週のTOP10は、特定のジャンルやシーンに偏ることなく、国内外のさまざまな作り手たちの声が等しく並んだ一枚のスナップショットのように見えてくる。ROSÉとBruno Marsという組み合わせが象徴するように、当時のポップミュージックは国籍や出自にとらわれず、聴き手の耳に心地よく響くかどうかがすべてだったのかもしれない。年の終わりに差し掛かるこの時期特有の高揚感の中で、こうした多様な楽曲群が一つのチャートに同居していたという事実そのものが、2024年という年の音楽シーンの豊かさを静かに物語っている。

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2024年12月1日付 TOP10(出典:J-WAVE TOKIO HOT 100)

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