TOKIO HOT 100 ランキングアーカイブ(2024年1月14日放送)

TOKIO HOT 100 2024-01-14 放送回ランキング ランキング

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2024年1月14日放送の J-WAVE「TOKIO HOT 100」を振り返る回顧コラムです。当時のチャート上位曲を手がかりに、その週の音楽シーンを読み解きます。

本サイトは非公式のファンサイトです。チャートデータの出典:J-WAVE「TOKIO HOT 100」(2024年1月14日放送回)。

この週の音楽シーン

2024年1月14日放送回の「TOKIO HOT 100」を振り返ると、1位に輝いたのは星野源「光の跡」だった。デビューから長らくシンガーソングライターとして独自の音楽性を築き上げてきた星野源が、この時期にトップに立ったという事実は、彼の作家性が変わらず幅広いリスナーに支持されていたことを物語っている。俳優業でも高い評価を受けながら、音楽面でもポップスとしての強度を保ち続けてきたキャリアは、日本の音楽シーンにおいて稀有な存在感を放ってきた。「光の跡」というタイトルからも想像できるように、彼の楽曲づくりには言葉選びの丁寧さと、メロディの端正さが同居している印象が強く、それがこの週の首位という結果にも表れていたのではないだろうか。

この週のTOP10全体を眺めると、実に多様な顔ぶれが並んでいたことがわかる。2位にはPHARRELL WILLIAMS、RAUW ALEJANDRO、SWAE LEEによる「AIRPLANE TICKETS」がランクインしており、ジャンルやルーツの異なるアーティストがコラボレーションする2020年代らしいクロスオーバーの潮流を感じさせる。3位にはOFFICIAL髭男DISMの「SOULSOUP」、4位にはNULBARICHとKROIのLEO UCHIDAによる「DISCO PRANK」が続き、国内バンドシーンの層の厚さも同時に伝わってくる。

さらに目を引くのは、K-POPやそれに連なるアーティストたちの存在感だ。5位にはJUNG KOOKの「STANDING NEXT TO YOU」のUSHERによるリミックス版がランクインし、6位にはDUA LIPAの「HOUDINI」、7位にはNewJeansの「DITTO」が名を連ねている。BTSのメンバーがソロで海外アーティストとリミックスを行ったり、NewJeansのようなグループが国境を越えて聴かれたりする状況は、当時すでに音楽シーンの当たり前の風景となっていたことがうかがえる。10位にランクインしたUMI feat. V of BTSの「WHEREVER U R」も、まさにそうした国際的なコラボレーションの一例といえるだろう。

8位にはAdoの「唱」のJAX JONESによるリミックスがランクインしている点も興味深い。日本発のボーカロイド文化やアニメーション作品を背景に持つアーティストの楽曲が、海外のプロデューサーの手によって再解釈され、逆輸入的に国内チャートへ戻ってくるという流れは、この時期特有のダイナミズムを感じさせる。9位には藤井風の「花」がランクインしており、独自の世界観と歌唱表現で国内外にファン層を広げてきた彼の存在も、このチャートの多様性を象徴する一曲だったといえる。

こうして振り返ると、この週のTOP10は邦楽・洋楽、バンド・シンガーソングライター、K-POP、リミックス文化といった複数の潮流が交差する、まさに当時の音楽シーンの縮図のようなラインナップだった。星野源「光の跡」が首位に立ったという事実は、そうした多様な音楽が並ぶ中でも、丁寧に作り込まれた楽曲がリスナーの心をつかんでいたことを示しているように思える。ジャンルの垣根が曖昧になりつつあった時代において、このチャートはまさにその過渡期の空気を鮮やかに切り取っていたのではないだろうか。

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2024年1月14日付 TOP10(出典:J-WAVE TOKIO HOT 100)

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