TOKIO HOT 100 ランキングアーカイブ(2018年7月1日放送)

TOKIO HOT 100 2018-07-01 放送回ランキング ランキング

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2018年7月1日放送の J-WAVE「TOKIO HOT 100」を振り返る回顧コラムです。当時のチャート上位曲を手がかりに、その週の音楽シーンを読み解きます。

本サイトは非公式のファンサイトです。チャートデータの出典:J-WAVE「TOKIO HOT 100」(2018年7月1日放送回)。

この週の音楽シーン

2018年7月1日放送の「TOKIO HOT 100」を振り返ると、頂点に立っていたのはSUCHMOSの「VOLT-AGE」だった。神奈川・茅ヶ崎出身の6人組バンドとして、洗練されたグルーヴとYONCEの気だるくも艶のあるボーカルで日本の音楽シーンに独自の存在感を刻んできたSUCHMOS。ブラックミュージックやシティポップ的な感触を吸収しながら、あくまで自分たちの言葉とリズムで鳴らすサウンドは、この時期の日本のポップスの中でも際立って洗練された響きを持っていた。「VOLT-AGE」がチャートの1位を飾ったこの週は、彼らの音楽性がラジオリスナーという都市的でカルチャーに敏感な層にしっかりと届いていたことを物語っている。

TOP10全体を眺めると、この週は国内外の音楽が絶妙に混ざり合っている点が興味深い。宇多田ヒカルの「初恋」は、彼女ならではの内省的で繊細な言葉選びとメロディーで多くのリスナーの心を掴んでいた時期であり、活動再開後の充実期を象徴する一曲としてランクインしている。サザンオールスターズの「闘う戦士たちへ愛を込めて」もまた、日本のロック・ポップスの重鎮として世代を超えて支持され続けている存在感を示していた。SHISHAMOの「ねぇ、」は、等身大の恋愛を描く歌詞とストレートなバンドサウンドで、当時の女子高生・女子大生を中心とした若いリスナー層から支持を集めていたことを思い出させる。

一方で海外勢に目を向けると、GORILLAZが往年のソウル・ジャズギタリストであるジョージ・ベンソンをフィーチャーした「HUMILITY」で参加し、ダーク・アルバムこと『Humanz』からの流れを汲みながらも軽やかな夏らしい一曲を届けていた。ARIANA GRANDEの「NO TEARS LEFT TO CRY」は、彼女のキャリアにおいてもターニングポイントとなる楽曲で、ダンスミュージック的な高揚感と力強いボーカルが印象的だった。JORJA SMITHの「BLUE LIGHTS」からは、UKのネオソウル/R&Bシーンの新しい才能への注目が伺える。

そして忘れてはならないのが8位にランクインしたDA PUMPの「U.S.A.」だ。この曲はこの年の夏、日本中を席巻する社会現象的なヒットへと発展していくことになる楽曲であり、この時点ではまだその爆発力の入り口に差し掛かったばかりだったと言える。90年代の空気感を令和目前の令和前夜的な時代にリバイバルさせたその感覚は、後に「U.S.A.」現象として語られることになる。

この週のTOP10を通して見えてくるのは、Jポップのメロウでハイセンスな進化系としてのSUCHMOSと、多国籍かつ多様なジャンルが並走する国際色豊かなラジオチャートの姿だ。夏の始まりを告げるこの時期らしく、爽快感とグルーヴ感のある楽曲が並び、聴く者の気分を高揚させるラインナップとなっていた。

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2018年7月1日付 TOP10(出典:J-WAVE TOKIO HOT 100)

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