TOKIO HOT 100 ランキングアーカイブ(2022年7月24日放送)

TOKIO HOT 100 2022-07-24 放送回ランキング ランキング

本ページには広告(Amazonアソシエイト・楽天アフィリエイト等)を含みます。

2022年7月24日放送の J-WAVE「TOKIO HOT 100」を振り返る回顧コラムです。当時のチャート上位曲を手がかりに、その週の音楽シーンを読み解きます。

本サイトは非公式のファンサイトです。チャートデータの出典:J-WAVE「TOKIO HOT 100」(2022年7月24日放送回)。

この週の音楽シーン

2022年7月24日の「TOKIO HOT 100」で1位に立ったのは、ビヨンセの「BREAK MY SOUL」だった。この曲は後にアルバム『RENAISSANCE』へと結実していく流れの中で発表された先行曲であり、ハウスミュージックのビートを大胆に取り入れたことが当時大きな話題となった。90年代から2000年代初頭のダンスクラシックへのオマージュを感じさせるトラックメイクは、コロナ禍を経て人々がまたフロアで踊れる日常を取り戻していく時期の空気感と重なり、単なる新曲としてだけでなく「解放」というテーマ性を帯びて受け止められていたのが印象的だ。世界的なポップスターが自身のルーツであるブラックミュージック、特にハウスやディスコの文脈を正面から掲げたことは、その後のポップシーンにおけるダンスミュージックの再評価にもつながっていったように思える。

この週のTOP10を見渡すと、ビヨンセという巨大な存在の一方で、日本発のアーティストやアジア/グローバルな才能が並んでいる点が興味深い。2位にはブラジルと日本のルーツを持つCHILLI BEANS.、3位にはロンドンを拠点に活動するRINA SAWAYAMA、5位にはMICHAEL KANEKOとハナレグミという世代を超えた組み合わせ、6位にはIRI、9位にはTENDREといった国内シーンの実力派が名を連ねる。こうした並びからは、当時のTOKIO HOT 100が国境やジャンルを問わず「今のリスナーの気分」を丁寧に拾い上げていたことがうかがえる。

海外勢に目を向けると、4位の1975はギターロックとポップ・ソウルの要素を融合させたバンドとして、当時のUKロックシーンの中でも独自の立ち位置を築いていた時期だ。7位のジェイコブ・コリアーは、グラミー受賞歴を持つ音楽的探究心の強いアーティストとして、リジー・マカルパインやジョン・メイヤーという世代もジャンルも異なる歌い手を迎えたコラボレーションが目を引く。8位のチャーリー・プースとBTSのジョングクの共演は、K-POPと欧米ポップスの距離がますます縮まっていた時代の象徴的な一曲だったと言えるだろう。10位のゴリラズは、サンダーキャットという現代ジャズ/ファンクシーンの重要人物を迎え、変わらぬ実験精神を見せていた。

振り返ってみると、この週のチャートは「ダンスミュージックの復権」「国境を越えたコラボレーション」「日本の若手・中堅アーティストの存在感」という、2022年という年を特徴づけるいくつもの潮流が同時に見えてくる貴重なスナップショットだ。ビヨンセの1位という結果は、単に一曲の強さを示すだけでなく、パンデミック後の音楽シーンが次のフェーズへと動き出していたことを静かに告げていたのかもしれない。こうした一週間のチャートを丁寧に読み解くことで、当時リアルタイムで聴いていた人にも、後から知る人にも、時代の温度が伝わってくるはずだ。

🎧 この曲を聴くなら[PR]

2022年7月24日付 TOP10(出典:J-WAVE TOKIO HOT 100)

次の週(2022年7月31日) »

楽器を探すなら[PR]

あわせて読みたい

コメント

タイトルとURLをコピーしました