TOKIO HOT 100 ランキングアーカイブ(2022年4月24日放送)

TOKIO HOT 100 2022-04-24 放送回ランキング ランキング

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2022年4月24日放送の J-WAVE「TOKIO HOT 100」を振り返る回顧コラムです。当時のチャート上位曲を手がかりに、その週の音楽シーンを読み解きます。

本サイトは非公式のファンサイトです。チャートデータの出典:J-WAVE「TOKIO HOT 100」(2022年4月24日放送回)。

この週の音楽シーン

2022年4月24日のTOKIO HOT 100で首位に立ったのは、DISCLOSURE&RAYEの「WATERFALL」だった。ディスクロージャーは英国出身の兄弟デュオ、サム&ハワード・ローレンスによるダンス・ミュージック・ユニットで、2013年のデビュー作『Settle』以来、UKガラージやハウスのグルーヴを軸にしながら、ポップスのフィールドでも高い評価を得てきた存在だ。今回組んだRAYEもまた英国のアーティストで、ソングライターとして数多くのヒット曲に関わりながら、自身の名義でも徐々に存在感を強めてきたシンガーである。二人の才能が交差した「WATERFALL」は、四つ打ちのビートに乗せた開放感のあるメロディが特徴で、コロナ禍で長らく制限されていたクラブやフェスの熱狂が、少しずつ日常に戻りつつあったこの時期の空気感と重なり合う一曲だったと言える。 この週のTOP10を見渡すと、洋楽・邦楽問わず多彩な顔ぶれが並んでいるのも印象的だ。2位にはハリー・スタイルズの「AS IT WAS」がランクイン。同曲はアルバム『Harry’s House』の先行シングルとして世界中で大きな話題を呼んでおり、シンセポップ的な軽やかさとノスタルジックな質感を併せ持つサウンドは、当時のポップ・シーンの潮流を象徴するものだった。一方で邦楽勢も充実しており、サカナクションの「月の椀」、星野源の「喜劇」、藤井風の「まつり」といった、それぞれ異なるアプローチで独自の音楽性を追求するアーティストたちが上位に名を連ねている。TOMOOやRYOHU、YAFFLEといった名前からは、当時のR&Bやオルタナティブなシーンの層の厚さも窺える。 「WATERFALL」が首位を飾った背景には、ダンス・ミュージックそのものへの再評価の流れもあったのではないか。パンデミックによってクラブカルチャーが一時的に停滞を余儀なくされた反動として、体を動かしたくなるような音楽への渇望が高まっていた時期でもある。ディスクロージャーはこれまでも数々のボーカリストを迎えたコラボレーションを重ねてきたが、RAYEとの組み合わせは、ダンス・トラックとしての機能性と、歌モノとしての情感の豊かさを両立させる好例と言えるだろう。派手な仕掛けに頼らず、グルーヴとメロディの説得力だけで聴かせる構成は、二組それぞれのキャリアの積み重ねがあってこそのものだ。 この週のチャートは、世界的なポップ・アイコンの新曲、UKダンスミュージックの実力者たちのコラボレーション、そして日本の音楽シーンを牽引するアーティストたちの楽曲が並存する、バランスの取れたラインナップだったと振り返ることができる。ジャンルの垣根を越えて多様な音楽が同じ土俵で聴かれていたことは、当時のリスナーの耳の柔軟さを物語ってもいる。「WATERFALL」という曲名が示す通り、滝のように流れ落ちる開放的なサウンドは、まだ制約の多かった日常のなかで、束の間の高揚感を届けてくれる存在だったのではないだろうか。改めて聴き直すと、パンデミック明けの過渡期という時代性を、意図せずして映し出している一曲のように感じられる。

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2022年4月24日付 TOP10(出典:J-WAVE TOKIO HOT 100)

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