TOKIO HOT 100 ランキングアーカイブ(2022年2月20日放送)

TOKIO HOT 100 2022-02-20 放送回ランキング ランキング

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2022年2月20日放送の J-WAVE「TOKIO HOT 100」を振り返る回顧コラムです。当時のチャート上位曲を手がかりに、その週の音楽シーンを読み解きます。

本サイトは非公式のファンサイトです。チャートデータの出典:J-WAVE「TOKIO HOT 100」(2022年2月20日放送回)。

この週の音楽シーン

2022年2月20日放送回のTOP10を振り返ると、まず目を引くのが1位に輝いたBE:FIRSTの「BRAVE GENERATION」だ。前年に大規模なオーディション企画から誕生したグループとして大きな注目を集めていた彼らにとって、この曲はデビュー作にあたる重要な一曲であり、力強いタイトル通り「勇敢な世代」を体現するようなスケールの大きいサウンドと、メンバー全員のダンスパフォーマンスを前提に組み立てられたビート構成が印象的だった。SNSを通じて選考過程そのものがコンテンツ化された時代らしく、楽曲が届く前から物語性を背負ってリスナーの耳に届いていたことも、当時のヒットの生まれ方を象徴していたように思う。

2位にはThe Chainsmokersの「High」がランクイン。EDMブームを牽引してきた彼らが、コロナ禍を経てより内省的でメロディ重視の作風へと変化していった時期の楽曲であり、ダンスミュージックのフォーマットの中にポップソングとしての普遍性を持ち込もうとする姿勢がうかがえる。3位の宇多田ヒカル「BADモード」は、同名アルバムのタイトル曲でもあり、変拍子やアンビエントな質感を大胆に取り入れながらも、あくまでポップスとして成立させる構成力が話題になった。国内アーティストの中でも独自の座標を持つ存在感が、洋楽主体のこのチャートの中でひときわ際立っていた。

4位のCharli XCXは日本ゆかりのシンガーであるRina Sawayamaをフィーチャーした「Beg For You」で登場。オルタナティブなポップの文脈で評価されてきた二人の共演は、当時のUKポップシーンの実験精神と国際的な結びつきを感じさせるものだった。5位には米津玄師の「POP SONG」がランクイン。タイトル通り「ポップとは何か」を問い直すような遊び心のあるトラックで、国内リスナーだけでなく海外のポップミュージックとの対比の中で聴いても面白い立ち位置の曲だった。

6位のDisclosure and Zedd、8位のGAYLEなど、UKのダンスミュージックとアメリカの新世代シンガーソングライターが並ぶあたりにも、当時のグローバルなヒットチャートの多様さがよく表れている。特にGAYLEは10代という若さで注目を浴びた新人であり、SNS発のヒットが加速していた時代の空気を感じさせる存在だった。7位のThe Weekndは、すでに世界的なポップスターとしての地位を確立していたが、この時期も新曲を継続的にチャートインさせており、安定した存在感を放っていた。

9位の崎山蒼志×石崎ひゅーいによる「告白」は、世代もキャリアも異なる二人のコラボレーションとして興味深い一曲であり、国内インディー / シンガーソングライター文化の奥行きを示していた。10位のMichael Bublé「I’ll Never Not Love You」は、スタンダードなポップスの系譜を継ぐバラードとして、チャート全体の中で異彩を放つ落ち着いた存在感を放っていた。

こうして並べてみると、この週のTOP10は国内発の新人グループの台頭、洋楽シーンの世代交代、そしてジャンルを超えたコラボレーションの広がりという、2022年前後の音楽シーンの潮流を凝縮したような顔ぶれだったと言える。

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2022年2月20日付 TOP10(出典:J-WAVE TOKIO HOT 100)

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