TOKIO HOT 100 ランキングアーカイブ(2020年8月16日放送)

TOKIO HOT 100 2020-08-16 放送回ランキング ランキング

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2020年8月16日放送の J-WAVE「TOKIO HOT 100」を振り返る回顧コラムです。当時のチャート上位曲を手がかりに、その週の音楽シーンを読み解きます。

本サイトは非公式のファンサイトです。チャートデータの出典:J-WAVE「TOKIO HOT 100」(2020年8月16日放送回)。

この週の音楽シーン

2020年8月16日放送の「TOKIO HOT 100」を振り返ると、1位には米津玄師の「感電」が輝いていた。この曲はドラマ「MIU404」の主題歌として書き下ろされ、疾走感のあるビートと硬質なシンセサウンドが印象的な一曲だった。米津玄師はこの時期すでに邦楽シーンの中心的存在となっており、メロディメイカーとしての手腕はもちろん、サウンドプロダクションの面でも常に新しい挑戦を続けていたアーティストだ。「感電」はそれまでの彼の楽曲群と比べても、よりダンサブルでビートを前面に押し出したアプローチが際立ち、リスナーに新鮮な驚きを与えた。2020年という年は、新型コロナウイルスの影響でライブやフェスが軒並み中止・延期となり、音楽の届け方そのものが大きく揺らいだ時期でもある。そんな中でリリースされたこの曲の持つ躍動感は、閉塞感の漂う社会において、多くの人の気持ちを前向きに動かす力を持っていたと言えるだろう。

2位にはOFFICIAL髭男DISMの「HELLO」がランクイン。フジテレビ系ドラマ「アンサング・シンデレラ」の主題歌として書かれたこの曲は、彼らならではの温かみのあるボーカルとピアノを基調とした構成で、聴く人の心にそっと寄り添うようなナンバーだった。この年、髭男は「Pretender」や「宿命」などのヒットを経て、日本のポップスシーンにおいて欠かせない存在となっていた。

海外勢に目を向けると、3位にはKATY PERRYの「SMILE」、4位にはKYLIE MINOGUEの「SAY SOMETHING」がランクインしている。どちらも往年のポップスターが円熟味を増しながら新しい表現に挑んだ楽曲であり、時代を超えて第一線であり続けるアーティストたちの強さを感じさせるラインナップだった。5位のDISCLOSUREとFATOUMATA DIAWARAによる「DOUHA (MALI MALI)」は、UKダンスミュージックとマリの伝統音楽が融合した意欲作で、ジャンルの垣根を越えたグローバルな音楽性がこの時期のチャートにも反映されていたことがうかがえる。

9位にはTAYLOR SWIFTの「cardigan」が入っている。アルバム「folklore」からのこの楽曲は、それまでのポップ路線から一転してインディーフォーク的な静謐な世界観を打ち出し、パンデミック下の内省的な気分と共鳴する作品として世界中で話題を呼んだ。国内アーティストでは10位にさとうもかの「GLINTS」がランクイン。都会的でメロウなシティポップ的感触を持つ楽曲は、当時再評価が進んでいたシティポップの潮流とも重なる存在感を放っていた。

このように振り返ると、2020年8月というタイミングは、国内外問わず多様な音楽性が共存し、コロナ禍という特殊な状況下でも音楽が人々の日常に寄り添い続けていたことがよくわかる。「感電」を筆頭に、ドラマ主題歌としてタイアップされた楽曲が上位を占めていたのも印象的で、映像とともに音楽が広く届けられていた時代の空気を今に伝えてくれるチャートだったと言えるだろう。

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2020年8月16日付 TOP10(出典:J-WAVE TOKIO HOT 100)

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