TOKIO HOT 100 ランキングアーカイブ(2001年6月24日放送)

TOKIO HOT 100 2001-06-24 放送回ランキング ランキング

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2001年6月24日放送の J-WAVE「TOKIO HOT 100」を振り返る回顧コラムです。当時のチャート上位曲を手がかりに、その週の音楽シーンを読み解きます。

本サイトは非公式のファンサイトです。チャートデータの出典:J-WAVE「TOKIO HOT 100」(2001年6月24日放送回)。

この週の音楽シーン

2001年6月24日放送の「TOKIO HOT 100」で首位に立ったのは、ジャネット・ジャクソンの「SOMEONE TO CALL MY LOVER」だった。ジョニ・ミッチェルの名曲を思わせるギターフレーズをサンプリングし、切なさとダンサブルさを同居させたこの曲は、当時のR&B/ポップスがサンプリングという手法を洗練させながら新しい表現へと昇華させていく流れを象徴する一曲だったと言える。90年代からトップアーティストとして君臨し続けてきた彼女が、2000年代の幕開けにあっても第一線でヒットを飛ばしていたことは、シーンの継続性と変化の両方を感じさせる出来事だったのではないだろうか。

2位にはサグレイの「WHEN IT’S OVER」がランクイン。ミクスチャーロックがメインストリームで存在感を放っていた時期であり、ロックバンドのポップな側面が支持を集めていたことがうかがえる。3位のEGO-WRAPPIN’「サイコアナルシス」は、和製ジャズ・ボーカルの魅力を独自の毒気とグルーヴで聴かせるバンドとして注目を集めていた頃であり、邦楽のなかでも個性派が評価される土壌があったことを物語っている。

4位には平井堅の「KISS OF LIFE」。透明感のある高音ボイスと歌謡曲的な湿度を兼ね備えたバラードで、この時期の平井堅はソロアーティストとしての存在感を急速に高めていた。5位のレディオヘッド「KNIVES OUT」は、『Kid A』に続く『Amnesiac』からのシングルで、実験的でありながらどこか叙情的なサウンドが、ロックの表現の幅を広げていた時代性を映し出している。

6位のウィーザー「PHOTOGRAPH」はギターポップ/パワーポップの心地よさを、7位のデスティニーズ・チャイルド「SURVIVOR」は同名アルバムのタイトル曲としてガールズグループの強さとメッセージ性を打ち出し、当時のR&Bシーンの勢いを示していた。8位のCHEMISTRYは「POINT OF NO RETURN」で、オーディション発ユニットとして邦楽R&Bのクオリティを高めていた存在であり、洋楽と邦楽のR&Bが同じチャート上で拮抗していたことは興味深い。

9位のキリンジ「雨は毛布のように」は、繊細なコード進行と文学的な歌詞世界で邦楽ポップスの成熟を感じさせる楽曲であり、10位の松任谷由実「7 TRUTHS 7 LIES~ヴァージンロードの彼方で」は、長年にわたりシーンを牽引してきたアーティストが、時代を経てもなお新曲を送り出し続けていたことを示している。

こうして並べてみると、この週のTOP10は洋楽・邦楽、ロック・R&B・ポップスといったジャンルの垣根を越えて多様な音楽が拮抗していたことがよくわかる。ジャネット・ジャクソンの首位獲得は、その多様性のなかでも際立つポップネスとクラフトマンシップの高さを物語っており、2001年という時代の音楽的な豊かさを象徴する象徴的な出来事だったのではないだろうか。

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2001年6月24日付 TOP10(出典:J-WAVE TOKIO HOT 100)

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