TOKIO HOT 100 ランキングアーカイブ(2011年7月17日放送)

TOKIO HOT 100 2011-07-17 放送回ランキング ランキング

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2011年7月17日放送の J-WAVE「TOKIO HOT 100」を振り返る回顧コラムです。当時のチャート上位曲を手がかりに、その週の音楽シーンを読み解きます。

本サイトは非公式のファンサイトです。チャートデータの出典:J-WAVE「TOKIO HOT 100」(2011年7月17日放送回)。

この週の音楽シーン

2011年7月17日放送の「TOKIO HOT 100」を振り返ると、1位に輝いていたのはレディー・ガガの「THE EDGE OF GLORY」だった。当時のガガはアルバム『ボーン・ジス・ウェイ』を引っ提げ、世界的な存在感を放っていた時期。奇抜なビジュアルやパフォーマンスばかりが話題になりがちだったが、この曲はサックスの音色を効かせたシンプルでエモーショナルなロック~ダンスチューンで、彼女のソングライターとしての底力を感じさせるナンバーだった。日本の洋楽リスナーにとっても、ガガというアーティストの「派手さ」と「本質的な歌の強さ」の両方が確認できる楽曲として印象に残っている人も多いだろう。 この週のチャートを見渡すと、洋楽・邦楽が混在しながらも、それぞれのシーンが充実していたことがよくわかる。3位にはビヨンセの「RUN THE WORLD (GIRLS)」がランクイン。力強いメッセージ性とアフロビート的なリズムを取り入れたサウンドは、当時のポップスの実験性の高さを象徴していた。9位のマルーン5 feat. クリスティーナ・アギレラ「MOVES LIKE JAGGER」も、この時期を代表するヒットで、口笛のフレーズとともに世界中でラジオから流れ続けていた記憶がある。 邦楽勢も負けていない。2位には東京事変の「新しい文明開化」がランクイン。椎名林檎率いるこのバンドは、この年をもって一旦の解散を発表しており、ラストシングルとなったこの楽曲は、バンドとしての集大成的なポップネスとロックの緊張感を併せ持つ一曲として話題を呼んだ。4位のSUPERFLY「ROLLIN’ DAYS」は、ドラマ主題歌としても広く知られ、越智志帆の圧倒的な歌唱力が存分に発揮された楽曲。国内女性ロックボーカリストの代表格としての地位を確立していく過程がうかがえる。 さらに6位のSCHOOL FOOD PUNISHMENT「IN BLOOM」、10位のサカナクション「バッハの旋律を夜に聴いたせいです。」といった曲たちからは、この時期の邦楽シーンにおけるエレクトロニカやポストロック的なアプローチの浸透ぶりが見て取れる。単純な歌謡曲的ポップスだけでなく、音響的な実験性を持ったバンドサウンドがラジオのメインストリームチャートに食い込んでいたことは、当時のリスナーの耳の多様さを物語っている。8位のRIP SLYMEや7位のSOIL & “PIMP” SESSIONS feat. マイア・ヒラサワといったクロスオーバー感覚の強い楽曲が並ぶのも、このチャートらしい選曲だ。 こうして改めて並べてみると、2011年7月というのは、東日本大震災から数か月が経過し、音楽が持つ「日常を取り戻す力」のようなものが求められていた時期でもあった。ガガの高揚感あふれるアンセムが1位に輝いていたことは、単なる偶然ではなく、リスナーが前向きなエネルギーを求めていたことの表れだったのかもしれない。洋楽・邦楽問わず、多彩なジャンルが同じ土俵で鳴り響いていたこの週のTOP10は、当時のJ-WAVEのチャート文化そのものを体現する、豊かなラインナップだったと言えるだろう。

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2011年7月17日付 TOP10(出典:J-WAVE TOKIO HOT 100)

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