TOKIO HOT 100 ランキングアーカイブ(2018年7月22日放送)

TOKIO HOT 100 2018-07-22 放送回ランキング ランキング

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2018年7月22日放送の J-WAVE「TOKIO HOT 100」を振り返る回顧コラムです。当時のチャート上位曲を手がかりに、その週の音楽シーンを読み解きます。

本サイトは非公式のファンサイトです。チャートデータの出典:J-WAVE「TOKIO HOT 100」(2018年7月22日放送回)。

この週の音楽シーン

2018年7月22日放送の「TOKIO HOT 100」で1位に輝いたのは、宇多田ヒカルの「初恋」だった。同年6月に発表されたアルバム『初恋』の表題曲であり、そのタイトルは、1999年のデビュー作『First Love』を知るリスナーにとって特別な響きを持っていた。デビューから約20年というキャリアの中で、宇多田ヒカルは母・藤圭子を亡くすという経験を経て、母となり、その心境の変化を音楽に映してきた。「初恋」は派手なサウンドではなく、静かに染み込んでくるようなメロディとアレンジで、聴き手それぞれの記憶の中の「初恋」を呼び覚ますような楽曲として、多くのリスナーに支持されていた。夏の始まりというタイミングでこの曲が1位に立ったことは、当時の空気感をよく表していたように思う。

2位にはジャスティン・ティンバーレイクの「SOULMATE」がランクイン。同年発表のアルバム『Man of the Woods』からのナンバーで、都会的なポップスとルーツ寄りのサウンドを行き来する彼のキャリアの中でも、あらためて洗練されたグルーヴを提示した一曲だった。3位の山下達郎「ミライのテーマ」は、細田守監督のアニメーション映画『未来のミライ』の主題歌として制作されたもので、日本のポップスの職人的な仕事ぶりが夏休みシーズンの映画館に響いていた時期でもある。

邦楽の新しい潮流という点では、4位のSUCHMOS「VOLT-AGE」、5位のフレデリック「飄々とエモーション」が印象深い。SUCHMOSは「STAY TUNE」以降、洋楽的な質感を持つバンドとして注目を集め続けており、フレデリックもまた独特のリズム感覚とポップセンスで支持を広げていた時期だ。この週7位に入ったあいみょんの「マリーゴールド」も見逃せない。後に世代を超えて広く歌われることになるこの曲が、この時点で早くもTOP10入りしていたことは、彼女の勢いを物語っている。

海外勢では、6位にドレイクとマイケル・ジャクソンの共演という異色の組み合わせとなった「DON’T MATTER TO ME」。ドレイクの当時のアルバム『Scorpion』は、ヒップホップのメインストリームを塗り替える存在感を放っており、故人となったマイケル・ジャクソンの未発表音源を使ったコラボレーションは、時代を超えた対話のようにも聴こえた。8位のGorillaz feat. ジョージ・ベンソン「HUMILITY」は、デイモン・アルバーンのプロジェクトらしい遊び心とジャズ・ギターの融合が心地よく、夏らしい軽やかさを持つ一曲だった。

9位のFINLANDS「YELLOW BOOST」、10位のKygo and Imagine Dragons「BORN TO BE YOURS」も含め、この週のTOP10は、邦楽・洋楽、ベテラン・新世代が入り混じる構成となっていた。宇多田ヒカルという日本のポップミュージックを代表するアーティストが海外の話題作と肩を並べて1位に立つという光景は、当時のラジオチャートならではの多様性を体現していたと言える。夏の始まりに聴かれていたこれらの曲を振り返ると、2018年という年がいかに豊かな音楽的瞬間の連続だったかを、あらためて実感させられる。

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2018年7月22日付 TOP10(出典:J-WAVE TOKIO HOT 100)

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