TOKIO HOT 100 ランキングアーカイブ(2017年7月30日放送)

TOKIO HOT 100 2017-07-30 放送回ランキング ランキング

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2017年7月30日放送の J-WAVE「TOKIO HOT 100」を振り返る回顧コラムです。当時のチャート上位曲を手がかりに、その週の音楽シーンを読み解きます。

本サイトは非公式のファンサイトです。チャートデータの出典:J-WAVE「TOKIO HOT 100」(2017年7月30日放送回)。

この週の音楽シーン

2017年7月30日放送の「TOKIO HOT 100」を振り返ると、1位に輝いたのはNEVER YOUNG BEACHの「SURELY」だった。当時のNEVER YOUNG BEACHは、鎌倉在住のメンバーによるゆるやかなグルーヴと脱力感のあるボーカルで、東京の音楽シーンに新しい風を吹き込んでいたバンドのひとつ。ギターロックでありながらどこか力の抜けたリズム感、日本語詞の呼吸の仕方に、当時盛り上がりを見せていた「シティポップ再評価」の空気と呼応するものがあった。夏の午後にラジオから流れてくるにはぴったりの、湿度低めで風通しのいいサウンドが支持された週だったのだろう。

2位のSUCHMOS「WIPER」も見逃せない。前年の「STAY TUNE」で一気に注目を集めたSUCHMOSは、この時期すでに単なる「バズったバンド」ではなく、フェスやラジオでヘビーローテーションされる存在へと定着しつつあった。ブラックミュージックやシティポップの語彙を独自に消化したサウンドは、NEVER YOUNG BEACHとはまた違ったアプローチで、当時の若手バンドシーンの多様さを象徴していたと言える。この週のTOP2が二組とも国内の若手バンドで占められていたことは、2017年の夏らしい景色だ。

3位には桑田佳祐の「若い広場」がランクインしている。ベテランでありながら常に現在進行形で新曲を発表し続けるその姿勢は、若手バンドが並ぶチャートの中でもまったく違和感なく存在感を放っていた。世代を超えて聴かれる楽曲を作り続けられるアーティストの強さを感じさせるランクインだったと言える。6位のスピッツ「1987→」も同様に、長年のキャリアを持ちながら新しい表現を模索し続けるバンドの一曲として、若い世代のリスナーにも自然に届いていたのではないだろうか。

海外勢に目を向けると、5位にはカルヴィン・ハリスが手掛けた「FEELS」がランクイン。ファレル・ウィリアムス、ケイティ・ペリー、ビッグ・ショーンという豪華な顔ぶれによるフィーチャリングは、当時のEDMとポップスの境界がますます曖昧になっていたことを物語っている。9位のブルーノ・マーズとデヴィッド・ゲッタによる「ヴェルサーチ・オン・ザ・フロア」も、R&Bのムードとダンスミュージックのビートを融合させた一曲で、この年のブルーノ・マーズがいかに勢いに乗っていたかを思い出させる。当時はアルバム「24K Magic」がリリースされた直後で、彼のレトロかつモダンな音楽性が世界的なヒットを連発していた時期だった。

また7位には宇多田ヒカルの「大空で抱きしめて」がランクイン。復帰作『Fantôme』以降、彼女の楽曲は日本のポピュラー音楽の中でも特別な位置づけを持ち続けており、この曲もその流れの中で多くのリスナーの心に残ったはずだ。8位のALFRED BEACH SANDAL AND STUTSによる「HORIZON」は、バンドサウンドとトラックメイカー的な感性が融合した楽曲で、当時のシティポップ/メロウ系の潮流とも重なる存在感を放っていた。10位のジャック・ジョンソンは、変わらぬアコースティックな肌触りで、夏らしいラインナップに彩りを添えている。

国内の若手バンド、ベテラン勢、そして海外のポップス/EDMシーンが同じチャートの中に並ぶこの週のTOP10は、2017年という時代の音楽の多様さを凝縮しているように思える。ジャンルやキャリアの長さを問わず、良いものが並列に聴かれていた時代の空気を、今聴き返してみると改めて感じ取ることができるはずだ。

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2017年7月30日付 TOP10(出典:J-WAVE TOKIO HOT 100)

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