TOKIO HOT 100 ランキングアーカイブ(2012年2月19日放送)

TOKIO HOT 100 2012-02-19 放送回ランキング ランキング

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2012年2月19日放送の J-WAVE「TOKIO HOT 100」を振り返る回顧コラムです。当時のチャート上位曲を手がかりに、その週の音楽シーンを読み解きます。

本サイトは非公式のファンサイトです。チャートデータの出典:J-WAVE「TOKIO HOT 100」(2012年2月19日放送回)。

この週の音楽シーン

2012年2月19日放送分の「TOKIO HOT 100」を振り返ると、1位に輝いたのは星野源の「フィルム」だった。SAKEROCKでの活動を経てソロ名義での音楽活動を本格化させ、同時に俳優としても存在感を強めていた時期の星野源にとって、この楽曲はまさにその多面的な魅力を凝縮したような一曲だったと言える。ファンクやソウルのグルーヴを軽やかに取り込みながら、どこか脱力した独特の歌い回しで聴かせる作風は、当時すでに「邦楽の中でも異色の存在感を放つシンガーソングライター」として支持を広げつつあった彼らしさがよく表れている。ラジオのチャートという場で洋楽の大物たちと肩を並べて上位に立っていたこと自体が、当時の星野源というアーティストの評価の高まりを物語っている。

この週のTOP10を見渡すと、邦楽と洋楽がバランスよく並んでいるのが印象的だ。2位にはTHE BAWDIESの「ROCK ME BABY」がランクイン。ライブハウスシーンを軸に熱量の高いロックンロールを鳴らし続けてきた彼らのストレートな音は、チャートに一本芯の通った空気を持ち込んでいた。3位のVAN HALENは「TATTOO」で、ハードロック界のレジェンドが健在ぶりを示した一曲。往年のファンにとっても新鮮な驚きを与える存在だった。4位のMOUMOONは「トモダチ/コイビト」で、透明感のあるボーカルとポップなメロディーが多くのリスナーの耳を捉えていた時期であり、Jポップのシーンにおける安定した人気を裏付けていた。

5位にはYUKIの「世界はただ、輝いて」。JUDY AND MARYでの活動を経てソロアーティストとして独自の世界観を築き上げてきた彼女の楽曲は、この時期も変わらず多くのリスナーに支持されていた。6位のMADONNAは「GIVE ME ALL YOUR LUVIN’」で登場。フィーチャリングにM.I.A.とNicki Minajという当時勢いのあったアーティストを迎えたこの曲は、まさに世界的な話題性を象徴する一曲であり、洋楽シーンの動きの速さをチャートに持ち込んでいた。9位にはAdeleの「Rolling in the Deep」がランクイン。アルバム『21』が世界中で記録的なセールスを記録し、グラミー賞でも数々の部門を制した直後という時期背景を考えると、この曲がロングセラーとしてチャートに居続けていたことにも納得がいく。

7位の秦基博「エンドロール」、8位のMaia Hirasawa「THE BEST TEAM」、10位のBOMI「IYO-YO」と、国内外・ジャンルを問わず多彩な楽曲が並ぶこの週のチャートは、当時のJ-WAVEが体現していた「ボーダーレスな音楽体験」というスタンスをよく表していたように思う。邦楽のシンガーソングライターが世界的なポップスターと並び立ち、ロックからソウル、エレクトロポップまでが等しく評価される――そんな空気の中で、星野源の「フィルム」が1位を獲得していたという事実は、当時のリスナーたちがジャンルを超えて「良質な音楽」を求めていたことの証左でもあるだろう。今この回を振り返ると、その後さらに多方面で活躍を広げていく星野源というアーティストの原点的な輝きを、このチャートの中にはっきりと見て取ることができる。

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2012年2月19日付 TOP10(出典:J-WAVE TOKIO HOT 100)

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