TOKIO HOT 100 ランキングアーカイブ(2023年11月26日放送)

TOKIO HOT 100 2023-11-26 放送回ランキング ランキング

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2023年11月26日放送の J-WAVE「TOKIO HOT 100」を振り返る回顧コラムです。当時のチャート上位曲を手がかりに、その週の音楽シーンを読み解きます。

本サイトは非公式のファンサイトです。チャートデータの出典:J-WAVE「TOKIO HOT 100」(2023年11月26日放送回)。

この週の音楽シーン

2023年11月26日放送分のTOKIO HOT 100で1位に輝いたのは、JUNG KOOKの「Standing Next to You」だった。BTSのメンバーとして世界的な支持を集めてきた彼が、グループの活動休止期間を経てソロアーティストとしての存在感を強く打ち出していた時期であり、この楽曲はその象徴的な一曲として多くのリスナーに届いていた。ダンサブルでポップなサウンドは、往年のマイケル・ジャクソンを彷彿とさせるビートと評されることも多く、K-POPの枠を超えてグローバルなポップミュージックシーンの中心に躍り出た瞬間を切り取った曲だと言える。ソロでの表現に踏み出すことで、これまでBTSという大きな器の中で培ってきた歌唱力やパフォーマンス力を、より個人的な色として発揮できるようになったことが、この曲のヒットからも伝わってくる。

この週のTOP10を眺めると、2023年後半という時代の音楽的な多様性が見えてくる。2位には羊文学の「GO!!!」がランクイン。日本のオルタナティブロックシーンを代表するバンドとして、国内外での評価を高めていた彼女たちの存在は、邦楽ロックの新しい潮流を感じさせるものだった。3位のDUA LIPAによる「Houdini」は、2020年代のポップシーンを牽引してきた彼女の新たなフェーズを示す楽曲であり、ディスコやハウスミュージックの要素を取り入れたサウンドメイキングは、当時のダンスミュージック回帰の流れとも重なっていた。4位には藤井風の「花」がランクインしており、日本語詞の繊細さとソウルフルな歌唱で独自の地位を築いていた彼の音楽性が、海外アーティストと肩を並べる形でチャートインしていたことも興味深い。

さらに注目すべきは6位のTHE BEATLESによる「Now And Then」だ。AI技術を用いてジョン・レノンの未完成音源を蘇らせ、残されたメンバーが仕上げたこの楽曲は、2023年に大きな話題となった。半世紀以上にわたって音楽シーンに影響を与え続けてきたレジェンドバンドの「新曲」がこうして同時代のヒットチャートに並ぶこと自体、音楽とテクノロジーの関係性が新たな局面を迎えていたことを物語っている。懐かしさと新しさが同居するこの楽曲は、当時のリスナーに特別な感慨を与えたはずだ。

また、10位にはLE SSERAFIMの「Perfect Night」がランクインしており、JUNG KOOKと合わせてK-POPの勢いがこの週のチャートにもしっかりと刻まれている。7位のPEGGY GOU & LENNY KRAVITZによる「I Believe In Love Again」は、韓国出身のDJ・プロデューサーとロック界の重鎮による異色のコラボレーションとして話題を呼んだ楽曲で、ジャンルを越えた音楽的対話がこの時期のシーンを彩っていたことがうかがえる。

こうして振り返ると、この週のTOP10は、K-POPのグローバル化、邦楽の独自進化、レジェンドバンドの再評価、そしてジャンルを越境するコラボレーションという、2023年後半の音楽シーンを凝縮したような顔ぶれだったと言える。JUNG KOOKの1位獲得は、その中でも特に象徴的な出来事として、音楽ファンの記憶に刻まれているのではないだろうか。ソロアーティストとしての新たな一歩と、グローバルなポップミュージックシーンの潮流が交差したこの瞬間は、当時のラジオから流れてきたサウンドとともに、今振り返っても色褪せない輝きを放っている。

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2023年11月26日付 TOP10(出典:J-WAVE TOKIO HOT 100)

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