TOKIO HOT 100 ランキングアーカイブ(2001年1月28日放送)

TOKIO HOT 100 2001-01-28 放送回ランキング ランキング

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2001年1月28日放送の J-WAVE「TOKIO HOT 100」を振り返る回顧コラムです。当時のチャート上位曲を手がかりに、その週の音楽シーンを読み解きます。

本サイトは非公式のファンサイトです。チャートデータの出典:J-WAVE「TOKIO HOT 100」(2001年1月28日放送回)。

この週の音楽シーン

2001年1月28日放送の「TOKIO HOT 100」で1位に輝いたのは、m-floの「COME AGAIN」だった。★(LISA)を含む3人体制での活動が本格化していく直前、DJ LOVE、☆Taku Takahashi、VERBALという三者のバランスが際立っていた時期の楽曲であり、日本語ラップと洗練されたトラックメイクが融合したサウンドは、当時のクラブミュージックとJ-POPの距離を一気に縮めた印象がある。渋谷系やヒップホップ、R&Bの語法を軽やかに横断するスタイルは、まさに「TOKIO HOT 100」という都市型番組の空気そのものを象徴していたと言えるだろう。2000年代初頭、日本の音楽シーンはジャンルの境界が緩やかに溶け始めていた時期で、m-floのような存在はその変化の最前線にいた。

この週のTOP10を眺めると、実に多様な音楽性が同時に存在していたことがわかる。2位のブリグリ「THE LUCKY STAR」はギターロックの躍動感、3位のLOVE PSYCHEDELICOはUKロックへの憧憬を感じさせる独自の存在感を放っていた。彼らのデビューはこの前後の時期で、洋楽的な質感を持つ日本のバンドとして異彩を放っていたのも印象深い。4位のENYAはアイルランド出身のヒーラー的サウンドで、時代を問わず一定の支持を集めていたアーティストだ。5位のMISIAはR&Bシンガーとしての存在感を確立しつつあった頃で、DCTとのコラボレーションという形も当時ならではの試みだった。

6位のくるり「ばらの花」は、今なお名曲として語られる一曲。当時のギターロック/オルタナティブ・シーンの中で、くるりは独特の情感と文学性を持った存在として支持を広げていた。7位・8位には洋楽勢としてJOY ENRIQUEZやエアロスミスが並び、洋楽と邦楽が同じ土俵で競い合う編成は、この番組の特徴でもあった。9位には宇多田ヒカルの「CAN YOU KEEP A SECRET?」がランクインしている。前年に「Automatic」で衝撃的なデビューを果たした彼女は、この頃すでに時代を代表するアイコンとなっており、この曲も引き続き高い支持を集めていたことがうかがえる。10位の矢井田瞳は、素直でパーソナルな歌詞世界とアコースティックな質感で、シンガーソングライターブームの一角を担っていた存在だ。

こうして振り返ると、2001年初頭というのはミレニアムの熱気が落ち着き、次の時代の音楽的方向性が模索されていた時期だったように思える。ヒップホップ/クラブミュージックの語法が邦楽に浸透し始め、ロックバンドは独自の個性を追求し、シンガーソングライターは内面を丁寧に描く。そうした多様なベクトルが同時多発的に存在していたことこそ、このチャートの面白さだろう。m-floの「COME AGAIN」が1位に立ったという事実は、単なる人気の指標ではなく、音楽シーンが新しい感覚を求め始めていたことの表れだったのではないか。今聴き直しても、そのグルーヴとセンスの鮮度は少しも失われていない。

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2001年1月28日付 TOP10(出典:J-WAVE TOKIO HOT 100)

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