TOKIO HOT 100 ランキングアーカイブ(2012年9月30日放送)

TOKIO HOT 100 2012-09-30 放送回ランキング ランキング

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2012年9月30日放送の J-WAVE「TOKIO HOT 100」を振り返る回顧コラムです。当時のチャート上位曲を手がかりに、その週の音楽シーンを読み解きます。

本サイトは非公式のファンサイトです。チャートデータの出典:J-WAVE「TOKIO HOT 100」(2012年9月30日放送回)。

この週の音楽シーン

2012年9月30日放送の「TOKIO HOT 100」を振り返ると、栄えある1位に輝いていたのはSUPERFLYの「FORCE」だった。志摩遼平が脱退し、越智志帆のワンマン体制へと移行してからのSUPERFLYは、力強いロックンロールと歌謡曲的な情念を併せ持つサウンドで独自の存在感を放っていたが、「FORCE」というタイトルが示す通り、この曲にはまさに彼女のヴォーカリストとしての「力」がみなぎっていた。ドラマティックなアレンジと突き抜けるような歌声は、当時のJ-POPシーンにおいて数少ない、生の身体性を感じさせる音楽だったと言える。

この週のTOP10を眺めると、2012年後半という時代の空気が色濃く反映されているのがわかる。2位にはOWL CITY AND CARLY RAE JEPSENの「GOOD TIME」がランクインしているが、この年はCARLY RAE JEPSENの「CALL ME MAYBE」が世界中で爆発的にヒットし、いわゆる「バイラルヒット」という現象がポップスシーンの新しい潮流として定着し始めた時期でもあった。7位のTAYLOR SWIFTも同様に、カントリーの枠を超えてポップスターとして世界的な地位を確立しつつあった時期であり、アメリカの女性シンガーソングライターたちが次々と存在感を増していく様子がうかがえる。

一方、国内勢に目を向けると、3位に大橋トリオと平井堅がタッグを組んだ「東京ピエロ」、4位にサカナクションの「夜の踊り子」、6位にはPerfumeの「SPENDING ALL MY TIME」がランクインしている。特にサカナクションは、バンドサウンドとエレクトロニカを融合させた独自の音楽性で、この時期からじわじわとリスナー層を広げていったアーティストであり、Perfumeもまた中田ヤスタカプロデュースのもとで、テクノポップの新しい可能性を提示し続けていた。くるりの5位「EVERYBODY FEELS THE SAME」も含め、日本のロック・ポップスシーンが多様化し、成熟していく過程がこのチャートには刻まれている。

8位にはMICHAEL JACKSONの楽曲がAFROJACKによるリミックスという形で登場しているのも興味深い。2009年に世を去ったキング・オブ・ポップの楽曲が、EDMブームの波に乗って新たな解釈で蘇るという現象は、当時の音楽シーンにおけるリミックス文化・DJカルチャーの隆盛を象徴していた。10位のPET SHOP BOYSもまた、80年代から活躍するベテランでありながら、常に同時代のサウンドを取り入れて更新し続ける姿勢が評価されていたグループだ。

こうして見渡すと、この週のTOP10は国内外・世代を問わず多彩な音楽性が並び立つ、まさに「TOKIO HOT 100」らしいラインナップだったと言える。その中心に据えられたSUPERFLYの「FORCE」は、時代の喧騒の中でも変わらぬ音楽の生命力を体現する一曲として、今なお聴き返す価値のある楽曲だ。

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2012年9月30日付 TOP10(出典:J-WAVE TOKIO HOT 100)

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