TOKIO HOT 100 ランキングアーカイブ(2016年1月17日放送)

TOKIO HOT 100 2016-01-17 放送回ランキング ランキング

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2016年1月17日放送の J-WAVE「TOKIO HOT 100」を振り返る回顧コラムです。当時のチャート上位曲を手がかりに、その週の音楽シーンを読み解きます。

本サイトは非公式のファンサイトです。チャートデータの出典:J-WAVE「TOKIO HOT 100」(2016年1月17日放送回)。

この週の音楽シーン

2016年1月17日放送回のTOKIO HOT 100を振り返ると、まず目を引くのは1位に輝いた「LAZARUS」だ。デヴィッド・ボウイがこの曲を含むアルバム『★(ブラックスター)』を発表したのは1月8日、彼の69歳の誕生日だった。そしてその2日後、1月10日にボウイの訃報が世界を駆け巡った。この放送回は、まさにその衝撃の直後にあたる週であり、1位という結果には、追悼という意味合いだけでなく、彼の音楽そのものが持つ力が改めてリスナーに突き刺さった証left拠でもあるだろう。「LAZARUS」というタイトルは聖書に登場する死からよみがえった人物の名を借りており、自身の死を見据えたようなアルバム全体のテーマと重なる。ジャズミュージシャンたちとのコラボレーションによる実験的なサウンドは、ロックの枠を軽々と超え、最後まで音楽的な革新を追求し続けたボウイという存在を象徴していた。

この週のチャートを見渡すと、日本の音楽シーンの多様さも感じ取れる。2位には星野源「SUN」がランクイン。ファンクやシティポップの要素を軽やかに取り入れたこの曲は、後にドラマ主題歌としてさらに広く知られることになるが、この時点ですでに支持を集めていたことがうかがえる。3位のSUCHMOS「STAY TUNE」も見逃せない。まだ全国区の知名度を確立する前夜ともいえる時期に、独特のグルーヴ感を持つサウンドがリスナーの耳を捉えていたことは興味深い。彼らはこの後、日本の音楽シーンにおけるオルタナティブ/シティポップ再評価の流れを牽引していく存在となる。

4位のLITTLE GLEE MONSTER「好きだ。」、6位の藤原さくら「かわいい」など、伸びやかな歌声を武器にする女性アーティストたちの存在感も際立つ週だった。一方で7位にはASIAN KUNG-FU GENERATION、8位にはTHE ORAL CIGARETTESと、ロックバンドの楽曲も上位に食い込んでおり、ジャンルを問わず幅広い音楽が並走していたことがわかる。

海外勢では5位にジャスティン・ビーバー「SORRY」。アルバム『Purpose』からのヒットで、彼が「アイドル的な人気者」から「音楽的に評価されるアーティスト」へと脱皮を遂げつつあった時期の代表曲だ。9位のアデル「Send My Love (To Your New Lover)」も、アルバム『25』からのシングルで、当時世界的なセールス記録を打ち立てていた彼女の勢いを物語る。10位のMISIA「BUTTERFLY BUTTERFLY」は、デビューから長いキャリアを持つシンガーが、なお現在進行形で新曲を送り出し続けていたことを示している。

こうして振り返ると、この週のチャートは、突然の別れによって特別な意味を帯びた「LAZARUS」を筆頭に、国内外の新旧アーティストが交錯する、実に豊かな音楽的地図として読み解くことができる。

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2016年1月17日付 TOP10(出典:J-WAVE TOKIO HOT 100)

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